|
３−２ 「食欲と闘うダイエット」をしてはいけません
|
摂取カロリーを減らすための一番の方法として、あなたがすぐに思い浮かぶのは＜食事制限＞
ですね。
これは入ってくるカロリーを遮断する訳ですから、非常に効果が高いのは当然です。
|
でも、ダイエットをされる方には、この方法はお勧めできま
せんし、決してされない方が良いのです。
その理由は下記に詳しくお伝えしますが、
「食事制限ダイエット法」はとても危険な方法
だからです。
|
一番の大きな理由は、人間には「食欲」という本能があり、これと真っ向から闘わなければ
なりません。
これが大問題なのです。
ここで、食事制限ダイエットの問題点 をいくつかあげておきます。
(1) 常に、空腹感にさいなまれ、いつでも「食べること」と葛藤しなければならないこと。
(2) 強烈に「意志」の強い人は、その空腹感を克服した場合、むしろ「拒食症」の心配が出て来ます。
(3) 逆に、その空腹感の反動で「過食症」になることがあります。
(4) そして悪いことには、その両方共が「食べること」に対して大きな＜罪悪感＞を伴うことです。
食べることに恐怖心を抱くようになったり、食べることでしかストレス解消ができないという、
非常に悲惨な精神状況になります。
人間は食べなければ生きていけませんし、本来食生活は人生の大きな楽しみの一つであります
が、その「食べること」に対して、罪の意識が生まれてくるということは非常につらいことで、
人間としての尊厳もそこなわれ、精神的に深刻なダメージを与えてしまい、「うつ」になったり
「自暴自棄」になったりと、大きなストレスが付きまといます。
(5) カロリー以外にも体にとって必要不可欠な栄養素が、決定的に不足してしまい、その結果、
身体の代謝能力や免疫力が極端に落ちて、「重大な健康問題」を引き起こす原因になります。
というのは、健康を維持するために必要な（ダイエット中であっても必要な）必須アミノ酸とか
ビタミン、ミネラル、食物繊維といった重要なこれらの栄養素も、カロリーと同じように摂取しない
ことになりますので、全体の栄養バランスが間違いなく崩れてしまいます。
ただでさえ摂取しにくいこれらの微量栄養素がさらに不足してしまい、身体のメカニズムが狂って
体内バランスが崩れてしまうからです。
これは、オケの一部が壊れているとその中に水をいっぱい入れたとしても、結局流れ出てしまい、
その壊れている高さにしか水がたまらないこととよく似ています。
少ない栄養素のレベルでしか、身体の新陳代謝が行われなくなり、体調を崩していくことになって
しまいます。
また、主食（米やパンなどの炭水化物）を完全に抜くと、確かにカロリーは激減しますが、
身体全体が糖質不足になり、すべての細胞がうまく情報伝達が出来なくなってしまいます。
もちろん食べ過ぎは論外ですが、糖質は細胞間の情報のやりとりを司っているとても大切な
栄養素なのです。
このように重大なデメリットがある「食事制限ダイエット」は、心身ともに大きな問題を
引き起こし、そのダメージも計り知れません。
サプリメントアドバイザーの私とすれば、決してお勧めできる方法ではありません。
極端な食事制限は、決してなさらないでください。
身体がダイエットに慣れてくるまでは、きちんと一日三度の食事をお勧めしますが、もし、普通に
生活をされている方がどうしても食事制限をする必要があるというのであれば、せいぜい一食を抜く
程度にされた方が無難だと思います。
その効果が一番高いのが夕食なのですが、これが無理な場合はお昼ご飯を抜く、これが一番
やりやすいでしょうね。
朝食は抜いたらダメですよ。身体のメカニズムから、余計に太ることになりますからね。（笑）
でもこの場合には、体内の代謝をスムーズに活性化させるための必要栄養素が足りなくなった分を、
サプリメントなどで補うことが必要です。
このサプリメントについては、別のページで改めてお伝えします。
ここでは、「もし食事を一食でも抜くのなら、必要栄養素のサプリメント摂取を忘れない」
ことを
覚えておいてください。
|
|
|
|