サプリメントアドバイザーによる、リバウンドをくり返さないためのダイエットの正しい基礎知識


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 5−1 リバウンドのメカニズムについて

なぜ、リバウンドが起きるのでしょうか?

リバウンドをしないためには、リバウンドのメカニズムを知っておくことです。

リバウンドはほとんどの場合、行き過ぎた食事制限ダイエットをして、飢餓状態に陥った身体が
自分の身の危険を感じて、過剰に栄養分を吸収しやすくなることが最大の原因
といわれて
います。

体重を減らす方法は、主に筋肉量を落とすやり方と、主に脂肪を落とすやり方の二つがありますが、
どちらもリバウンドの仕組みは、ほぼ同じメカニズムです。

ではそれを、順を追って詳しく見ていきましょう。

1.過剰な食事制限をする。
   (この場合、ほとんど食事を取らないというだけではなくて、カロリーを吸収させないダイエット
    サプリメントを摂ることや、カロリーの極端に少ないダイエット食にすることも含みます。)

2.一日に必要な基礎代謝量よりも少ないカロリーしかないので、身体が飢餓状態に陥ったと
  判断する。

3.飢餓状態の非常時から脱出するために、身体が蓄えているエネルギーを緊急放出する
  ように指示を出す。

4.その時、分解しにくい脂肪よりも、すぐに分解しやすい筋肉組織からエネルギーに変え
  ようと働くので、その結果、筋肉量が一気に減り始める。

5.筋肉を失った分だけ体重は落ちて減量にはなるが、身体の基礎代謝量や身体を動かす
  エネルギー消費を減少させていく機能(ホメオタシス)が働き始める。

6.さらに体力が落ちてきて、身体自身が危険を感じて少しの食事でも過剰に栄養分を
  吸収し、それを脂肪として蓄えるように働く。

7.この頃にダイエットの停滞期に入り、体重はほとんど変わらなくなり、たいていの人が
  食事制限を止めてしまう。

8.エネルギー消費が以前より減少しているところに、以前と同じ食事量を摂取すれば、
  むしろ貪欲に脂肪をため込む身体ができ上がる。

9.以前よりも、体脂肪や体重や体全体の体積も増え、リバウンドした体になってしまう。



これらがおおよその、リバウンドのメカニズムです。

また、以下のような時には、油断していたらリバウンドを起こしてしまいますから要注意ですよ。

 食事制限によるストレスに我慢できなくて、以前より食欲が増して「ドカ食い」したり、

 少し体重が減ったので、自分へのご褒美にオイシイものを食べてしまって、もう止まらなくなったり、

 減量の「停滞期」に入ったときに、「もうダイエットの限界なんだ!これ以上は痩せないんだ!」と
  独り合点をしてギブアップしてしまったり、

 気持ちが続かなくて、元の自分の生活習慣に戻してしまったりとか、

リバウンドのキッカケはいろいろありそうですが、結局は、上記のような身体の仕組みから
必ずそうなってしまいます。

ダイエットとリバウンドを繰り返すと、体がこれらのことを記憶しており、基本的には徐々に体重や
体脂肪率は低下しにくくなるといわれていますので、ダイエットをする時には途中であきらめないで
成功させるように頑張りましょう。


では、どうすればリバウンドを防げるのかということですが、上記の1〜9までをお読みいただくと
ご理解いただけると思いますが、念のために書いておきます。

(1) まず、極端なカロリー制限をしないことです。自分の一日の必要なエネルギー量はどれくらいかを
   知って、基礎代謝量よりも低くならないように摂取カロリーをコントロールをしてください。
  (基礎代謝量よりも低くなると、体がSOSを出してしまいますよ!)

   あなたの一日のエネルギー必要量を知ることが出来るサイトを見つけましたので参考にして
   ください。
   年齢、性別、体重、身長を入力し、”基礎代謝を測定する”ボタンを押してください。
   あなたの1日の基礎代謝量が測定(目安)されます。そこから必要な1日の摂取エネルギーが
   算出されます。

    ここをクリック⇒ <筋トレ学園>

   このサイトからも分かるように、リバウンドを防ぐためにも、太った体にしないためにも、
   カロリー摂取については次の2点が重要です。

    ※ リバウンドを防ぐために、基礎代謝量のカロリーは必ず摂取すること
    ※ 1日の必要な摂取エネルギー以上のカロリーを摂取しないこと


   ここで「3−3 原因が分かれば、無理な食事制限をしないでダイエットができます」の
   ところで算出していただいた、<ご自分が日常的に摂取しているカロリー>と、あなたの
   <1日の必要な摂取カロリー>とを比較してみてください。
   いかにカロリーを摂取し過ぎているかがお分かりになったでしょう・・・・・(笑)。
   その分が脂肪となり、全身に蓄えられていきます。毎日!

(2) ダイエットをする時は、カロリー制限だけでなくて運動もするようにして、筋肉を落とさない
   ように心掛けてください。


この身体のメカニズムを理解していただければ、いかに人間の体は急激なダイエットに耐えられない
かがお分かりになると思います。決して、短期間での無理な激痩せダイエットはしないでください
ね。

人間の体は、自分を守るために本当にうまく出来ています。そのメカニズムを十分理解した上で
ステキにダイエットを進めてください。



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